あやめ会家族ニーズ調査

こころの健康問題と生活について

 

あやめ会は、会員家族等を対象として、精神疾患を有している当事者とその家族の実態とニーズを調査するための「家族ニーズ調査」を行いました。前回は、平成5年から6年に実施しており、今回の調査は、26年ぶりの2回目となります。
調査の目的は、つぎのとおりです。

ア.当事者及びその家族の現況とともに26年間の実態及びニーズの変化を把握する
イ.調査の経緯で明らかになった課題・問題点や調査結果を、それぞれの家族会活動、あやめ会活動およびあやめ会が運営する地域活動支援センター・グループホーム事業に反映する
ウ.調査の結果を、川崎市への要望活動や関係団体との連携に活かす
調査にあたり、川崎市当局、東京大学等の研究機関のご協力を得て、調査委員会を設置して、推進しました。

調査内容は、調査対象者全員に対する質問形式の調査票とWHOQOL26(who quality of life 26)シート及び有志を対象としたグループインタビュー調査の3種類です。
調査表等の回答率は60%前後でしたが、集計・分析の結果、現在での課題、問題点が浮き彫りになり、16項目にわたる提言に繋がりました。
調査活動の途中で、コロナ禍になり、委員会活動もままなりませんでしたが、外部委員の協力研究者のご尽力もあり、令和3年末に報告書を発行し、関係者に配布することができました。

今回の「あやめ会家族ニーズ調査」の報告書及び概要版について、「報告書」「概要版」部分をクリックすると、ご覧いただけます。