家族学習会・公開講座・交流研修会・SST研修会

1.家族学習会・公開講座

これらの各種学習・研修会は、川崎市地域精神保健福祉対策促進事業の委託により、あやめ会が実施しているもので、 当事者を支える家族を元気づける知識・ノーハウを提供すると共に、精神障害についての正しい理解ができるよう、家族や地域の方を対象に、例年、学習会(年間2回)や公開講座、交流研修会、SST研修会を開催しています。そのほか、関係団体の講演会もあります。
多くの家族の方や地域の方に有益な会の開催を心掛け、大勢の方に参加していただけるよう趣向を凝らしております。

1.家族学習会

平成28年度は第1回目を9月3日に地域福祉施設ちどり1階にて、社会保険労務士 小山志郎 氏を講師に、「障害年金手続きで家族が出来ること」をテーマに学習会を開催しました。賢い手続きはどうすればよいのかなど、専門知識と経験に基づくノウハウを教わることができました。大変身近で関心が高いテーマであり多くの家族の方が参加され、大好評でした。平成28年度は2回目の家族学習会に替えて、川崎市精神保健福祉センター等との意見交換会を2回開催しました。

また、平成29年度は11月4日(土)に地域福祉施設ちどりにて、日本ケア・カウンセリング協会代表理事 品川博二 氏を講師に、「親あるうちに『子の自立、親の自立』自立とは?」「自立を妨げるものは何か?」をテーマに学習をしました。「広報チラシ」を参照。さらに、平成29年度も家族学習会に替えて、川崎市精神保健福祉センター等との意見交換会を開催しました。

 

2.公開講座

家族学習会が主として家族向けの学習会であるのに対して、公開講座は会員のほか地域ン住民の方も対象にして、差別・偏見をなくすための啓発活動などをテーマに開催しています。

平成28年度は、平成29年3月8日(水)に「本人と家族を支える家族支援」をテーマに、第11回あやめ会公開講座を川崎市総合福祉センター(エポック中原)にて開催しました。講師は淑徳大学総合福祉学部専任講師の伊藤千尋 氏にお願いしました。

平成29年度は、9月11日(月)に、「ストレス社会における精神疾患の治療とケアについて考える」をテーマに、帝京大学医学部付属溝の口病院精神科科長・教授 張 賢徳 氏に講演をお願いしました。会場は、川崎市総合福祉センター(エポックなかはら7F大会議室。「広報チラシ」を参照

なお、ここ数年間の実施状況は以下のとおり(家族学習会・公開講座一覧表)です。
家族学習会の会場は 地域福祉施設ちどりで行っています。
公開講座は川崎市総合福祉センター(エポック中原)等で行っております。

家族学習会・公開講座一覧表:

年度 年月日 演題 講師 所属
28
年度
家族学習会 平成28年9月3日 障害年金手続きで家族のできること 小山志郎氏 社会保険労務士
公開講座 平成29年3月8日 本人と家族を支える家族支援 伊藤千尋氏 淑徳大学総合社会
第1回
意見交換会
平成28年9月13日 訪問支援について 竹島 正氏
ほか
川崎市精神保健福祉センター等
第2回
意見交換会
平成29年1月24日 ひきこもり支援について 竹島 正氏
ほか
川崎市精神保健福祉センター等
27年度 第1回
家族学習会
平成27年10月3日 当事者を抱えた家族が元気になるために 長見秀和氏 湘南精神保健福祉士
第2回
家族学習会
平成28年2月6日 私たちの町にもACTを? 岡崎公彦氏 岡崎クリニック院長
公開講座 平成28年2月25日 元気回復行動プランWRAP 増川ねてる氏 はるえ野センター長
26 年度 第1回家族学習会 平成26年7月5日 公的介護保険の利用について 宮森優子氏
第2回家族学習会 平成27 年1月24日(土) 精神障がい者の入院、退院後の支援、服薬について 日向清史 氏 大和病院地域連携・医療相談室長
公開講座 平成27 年2月4日(水) 精神障がい者に対する差別・偏見をなくすために 池原毅和 氏 東京アドヴォカシー法律事務所
25年度 第1回 家族学習会 平成25年7月6日(土) 社会資源を活用されていますか? 明田久美子氏 川崎市健康福祉センター 担当課長
第2回 家族学習会 平成25年1月5日(土) 家族のために当事者研究 宝田友子氏 アシリアの会代表
第3回 家族学習会 平成26年1月29日(水) 相談支援事業の再編に ついての理解を深めるために 川上賢太氏 川崎市健康福祉局 障害計画課
高松 信氏 いまここ相談 支援専門員
小泉朋子氏 川崎市健康福祉局 精神保健課係長
公開講座 平成26年2月25日(火) 法律改正後の強制入院制度 精神障害を有する人と家族支援に向けて 白石弘巳氏 東洋大学ライフ デザイン学部長

 

2.交流研修会

家族学習会と同様に、川崎市からの委託により実施しております。当事者やその家族を対象とするだけではなく、ボランティアや一般市民にも精神保健福祉施策の重要性を理解していただくための研修会です。誰もが安心して暮らせる地域社会のあり方を学ぶことを通して、当事者・家族と地域の人との交流を促進する目的で行っています。 平成29年度は、30年2月7日、エポックなかはらにて、弁護士の池原毅和氏を講師に、「差別・偏見をなくし住みよい社会を」をテーマにして講演をして頂きました。

また、平成28年度は、12月22日、社会保険労務士の浜田裕也氏を講師に、「親亡き後を見据えた準備」をテーマに講演をお願いしました。講師の浜田氏は聴覚障害を持つ家族がおられ、ひきこもり支援にも造詣が深く、これまで障害者を持つ家庭の生活設計の相談も受けてこられました。その経験も生かして、親亡き後の生活に向けた準備について、分かり易く丁寧なお話を伺うことができました。ここ数年の実施状況は以下のとおり(交流研修会一覧)です。

交流研修会一覧表

年度 年月日 演題 講師 所属
29年度 平成30年2月7日 「差別・偏見をなくし住みよい社会を」
~当事者・家族も楽しく暮らせる町に~
池原毅和氏 東京アドヴォカシー
法律事務所
28年度 平成28年12月22日 親亡き後を見据えた準備 浜田裕也氏 社会保険労務士
27年度 平成27年12月9日 家族のできること 増野 肇 氏 ルーテル学院大学名誉教授
26年度 平成26年12月9日 より良い精神医療を求めて 上森得男 氏 高橋美久 氏 ひだクリニック
25年度 平成25年12月9日 統合失調症の最近情報 臨床家がなぜ研究するのか 糸川昌成氏 東京都医学総合研究所
統合失調症・うつ病
プロジェクトリーダー

 

3.SST研修会

SSTとは・・・

対人関係を上手く行えるようにしたり、新しい対処の方法を習得したりすることによって社会生活技能を高めることを目的に学習するものです。ソーシャルスキルトレーニング(social skills training)の頭文字をとってSSTと呼ばれ、病院や学校などでも取り組まれています。
あやめ会では、このSSTの第一人者である高森信子先生の指導の下で、当事者との接し方や話し方等実践を交えて勉強をしてきました。とくに新しい参加者で当事者の対応でお困りの方には、高森先生から個別に当事者の日常生活訓練や過ごし方などを指導していただけます。父親の参加も徐々に増えております。奇数月の第4木曜日にSST講座を開催しています。

平成29年度の開催と参加者数を以下に示します(平成29年度SST研修会開催実績)。

平成28年度SST研修会開催実績

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 合計
月日 5月25日 7月27日 9月14日 11月30日 1月25日 3月22日 6回
参加者数 14名 15名 11名 18名 19名 22名 99名

 

4.関係団体が開催する講演会等

①じんかれん第44回 精神保健福祉「県民の集い」 IN さがみはら
日時:29年11月21日(火)
会場:相模原南市民ホール
記念講演  「ひらく!~わたしたちは、どう繋がり、どう変わればよいか~」
講師:青木聖久氏(日本福祉大学教授)
演題:「生きずらさを持つ本人も家族も誰もが安心して暮らせる社会」
②2017みんなねっと関東ブロック大会in 埼玉
日時:29年11月2日(木)
会場:大宮ソニックホール
テーマ:「家族の力で地域を変える!」~精神障害があっても暮らせる地域をめざして~
講師:伊藤順一郎氏(しっぽふぁーれ院長)
演題「地域医療福祉と家族会の役割」
③みんなねっとおかやま大会
日時:29年10月19日(木)20日(金)
会場:倉敷市芸文館
大会テーマ: みんなで一緒にやろう!~地域を変える「特区」づくり~
基調講演:「当事者中心の地域支援再考」
講師:元こらーる岡山診療所所長 山本正知
④みんなねっとフォーラム 2017
日時:30年3月2日(金)
会場:帝京平成大学 沖永記念ホール
講演 「地域で共に暮らすー愛南町の取り組みから」
講師:長野敏宏氏 (愛知県公益財団法人 正光会御荘診療所所長・精神科医)

5.他団体等に対する当会の講演等

29年11月14日に日本社会事業大学社会福祉学部精神保健福祉学分野での精神保健福祉援助実習の中で、同大学からの要請により「家族が期待する精神保健福祉士(PSW)の業務・役割」について、当会理事長山本泰彦が講義を行いました。
その内容は、「家族会(あやめ会)活動の紹介」をした後、「家族会から見た精神障がい分野が抱える今日的課題」、「家族会(単会)からPSWを志す方への言葉」を述べ、「これからのPSWへの期待」で締めくくりました。
PSW:精神保健福祉士