あやめ会の活動内容

1.理事会・評議員会

■理事会

理事会は、運営に関する重要な課題を審議し、その方針を決定して、具体的な活動に繋げてまいります。平成29年度の理事会は、6月、9月、12月、3月の4回開催しました。

■評議員会

評議員は7単会と4事業所からその代表が選出され、毎月原則第1土曜日に18~19名の評議員が集まり、評議員会が開催されています。事業計画を具体的に推進するために、活動報告や検討が行われています。

2.要望活動

平成29年度も会員の要望・意見を踏まえて市への要望活動を行いました。               近年、精神保健福祉制度が大幅に見直され、平成26年の障害者権利条約批准を契機に、各種障 害者関連法の制定・改正が行われ、27年4月には障害者差別解消法が施行され、差別の禁止と合理的配慮の提供等の対応が進められております。また、平成30年度からは改正障害者雇用促進法の施行が予定され、精神障害者の雇用義務化が実現します。こうした制度改正の動きを踏まえ、市において必要な措置が早急に講じられるよう求めています。併せて、川崎市が先駆的取り組みを始めている地域包括ケアシステム推進ビジョンは今後の施策の方向を示すものと期待され、その基本理念である「誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域の実現」を希求し、その理念に沿った精神障害者施策が具体化されることを願いつつ、要望書を提出しています。                                                      要望の主要事項は、差別偏見をなくすための施策の推進(啓発活動や学校教育での学習、研修、広報活動等)及び訪問型支援の拡充(ひきこもり当事者を医療に繋げるための支援、包括的福祉サービスの提供、家族支援等)、精神障害者の就労と社会参加の推進(就労機会の拡大、就労及びその定着支援、ピアサポートの養成と活躍先の確保等)、地域移行・地域定着支援の推進(退院に向けた相談支援、グループホーム等住まいの場の確保・運営に対する助成の改善等)の4項目で、その他の事項として、重度障害者医療費助成の拡充や精神科医療の改善(川崎市独自の救急医療体制の確立等)、身体・知的障害者等との障害種別間格差の是正(医療費助成、運賃割引、障害者雇用等)を含む13項目の要望を提出しました。                                            これまで過年度の諸要望に対しては、市の対応により、改善・進展が見られますが、積み残されている課題も多く、粘り強く対応を続けていく方針である。また、市行政で完結・対処できない事項もあり、政令市として国・関係機関等への働きかけを求めております。                       すでに、川崎市議会各会派とのヒヤリングを終え、平成29年8月17日に「平成30年度に向けた川崎市長への要望書」を川崎市健康福祉局障害福祉部精神保健課長に提出しました。
平成30年度に向けた要望書  なお、詳しくは、「行政への意見・要望活動」をご覧ください。

3.訪問活動

ひきこもり対策として、市民ボランティアの協力の下で、自宅でひきこもりがちな方へ居場所の提供や交流活動を行っています。また、ボランティアが当事者に月1・2回の戸別訪問をする活動も行っております。この訪問活動事業は、あやめ会から受託 して行う「窓の会」の基幹的な活動の一つとなっており、さらなる充実を図るよう努めております。事前に専門家が当事者・家族と面談して、訪問の是非や具体 的な内容などを決定します。訪問活動を通じて、回復が進むケースが多く見られています。なお、制約上、訪問は原則として、あやめ会会員の家族を対象として おります。詳しくは、「『ひきこもり支援』窓の会」をご覧ください。

4.「心の健康」相談

相談事業の内容は、研修を受けた会員が毎週月曜・金曜日午前10時~午後4時の間、電話や面接で相談を受けます。研修も特定非営利活動法人横浜市精神障害者家族連合会と協力して、さらなる充実を図ってまいります。また、各単会へ相談員の育成について働きかけます。詳しくは、「心の電話相談」をご覧ください。

5.家族学習会・公開講座

通常、365日24時間、当事者と接して、事実上、当事者を支えている家族を元気づけ、必要な知識・ノーハウを提供することが何よりも必要である共に、地域の方にも精神障害についての正しい理解をして貰うことが重要で、そのために家族や地域の方を対象に、学習会(2回)や公開講座を開催しています。多くの家族の方や地域の方に参加していただけるように、学習会・公開講座の充実に努めています。
詳しくは、「家族学習会・交流研修会・公開講座・SST研修会」の「1.家族学習会」「2.公開講座」をご覧ください。

6.交流研修会

当事者とその家族を対象とするだけではなく、ボランティアや一般市民にも精神保健福祉施策の重要性を理解していただくための研修です。誰もが安心して暮らせる地域社会のあり方を学ぶことを通して、当事者・家族と地域の人との交流を促進するよう努めています。
詳しくは、「家族学習会・交流研修会・公開講座・SST研修会」の「3.交流研修会」をご覧ください。

7.SST研修会

対人関係が上手く行えるようすると共に、新しい対処の方法を習得することによって、社会生活技能を高めることを目的とした学習会です。ソーシャルスキルトレーニング(social skill training)の頭文字をとってSSTと呼ばれています。
詳しくは、「家族学習会・交流研修会・公開講座・SST研修会」の[4.SST研修会]をご覧ください。

8.地域活動支援センター等の運営

当会が運営する地域活動支援センター(窓の会、みなみ作業所)や共同生活援助事業所(ホームAYAME、あやめサボール)のさらなる利用率の向上及びサービスの充実、施設の環境整備及び運営面の改善に努めてまいります。

9.広報活動

あやめ通信を年4回発行して、心の健康相談、学習会・研修会及びバスハイク等のあやめ会活動、窓の会の活動、組織母体である7単会の活動、及び国・県市における精神保健福祉施策の動向などの情報を提供しています。
同通信は会員相互の情報サービスであると共に、一般市民にもあやめ会活動を知っていただくための広報誌です。
なお、情報のネット化に対応して、平成26年12月からホームページを開設しています。
また、あやめ通信の最新号の目次一覧については、「あやめ通信」をご覧ください。

10.レクリェーション活動

あやめ会、窓の会及びホームAYAME・あやめサボールとの共催で例年、バスハイクを行っています。
メンバー、家族、支援者などが集い、親しく寄り添いながら、趣向を凝らした見学や会食を一緒に楽しむ日帰りバスの旅です。

平成29度は、10月25日(水)に大宮の鉄道博物館を見学しました。平成28年度は、10月19日に横須賀ソレユイの丘へ、77名(メンバー、家族、支援者)の参加を得て、バス2台 に分乗して行きました。昼食は屋内でのボリュームあるバーベキューを満喫し、広い園内の散策を楽しみ、日頃の疲労回復とストレス解消、それに翌日から の英気を養うことができました。最近、実施しましたバスハイクは以下のとおりです。

レクリェーションの過去5カ年間の実績

年度 年月日 行き先 昼食・見学等 参加者数 備考
 29年度  10月25日  大宮の鉄道博物館  駅弁屋の弁当・博物館
 28年度  10月19日  横須賀ソレイユの丘  バーベキュー・遊園地  77名  福祉バス2台
27年度 10月21日 御坂農園 ブドウ狩り  76名  福祉バス2台
26年度 26年10月15日 東京ドイツ村 バーベキュー 79名 福祉バス2台
25年度 25年10月22日 八景島シーパラダイス バイキング、水族館 83名 福祉バス2台

11.他団体との連携

神奈川県における精神保健福祉家族会の連合会である「じんかれん」とは、日頃から連携して活動を行っています。
当会からは理事・運営委員として、じんかれん活動へ直接的参画するほか、「県民の集い」やじんかれん研修会への開催協力、要望事項の連携・調整等を行っています。
そのほか全国組織であるみんなネット(全国精神保健福祉連合会)主催の全国大会(平成29年度は岡山県倉敷市芸文館で開催)等への参加、地域の障害福祉団体が行う行事、会議等へも積極的に参加をしています。